餌について

 草食動物であるリクガメには、野菜を中心に与えます。というか、野菜だけを与えるのが正しいかもしれません。飼育個体の場合、成長とともに甲羅がゴツゴツと盛り上がりることがあるそうですが、栄養バランスが悪いのも1つの原因のようです。特に野菜以外の、たんぱく質を多く含んだ食品は、よくないようです。甲羅の色・形には好みがあると思いますが、滑らかな丸い甲羅は魅力的ですよね。
 それでは野菜なら何でもいいかというと、そうではなく、低タンパクで、繊維質が多く、カルシウムとリンの比率が5:1か、あるいはリンが限りなくゼロに近いのが理想だそうです。その条件を1番満たす野菜は、大根の葉、カブの葉でしょう。しかしこの2つは必要ないものとして、八百屋さんに並ぶときすでに切り落とされていることが多いので、常に手に入れるのは難しい場合が多いです。そこで、その次あたりに候補にあがるのが、つるむらさきなのですが、なぜかあまり食べたがらないようです。まずいのでしょうか。つるむらさきを食べてくれれば比較的安心で楽なんですけど、嗜好性は個体によって違うようです。そうすると、さらにその次の候補として実際、実用的なのが、こまつ菜、チンゲン菜、モロヘイヤになります。しかし、この3つはリンがどうしても多めなので、野菜にカルシウムの粉末をまぶして与えるといいようです。食品分析表で調べると、パセリが良さそうにみえるのですが、どこの本にも説明が書いてないので、今のところ与えていません。

めっちゃんの、リクガメ・メニュー表
【なるべく与えたい野菜】
 大根の葉、カブの葉、つるむらさき
【実際に多く与えている野菜】
 こまつ菜、チンゲン菜、モロヘイヤ
※ほうれん草はカルシウムの吸収を妨げるシュウ酸が多く含まれ、また、キャベツは甲状腺腫誘発物質を含むため、あまり良くないそうです。
※環境的に可能であれば、なるべくタンポポなど、野草を摘んできて与えるのが1番よいのでしょう。
小松菜に、カルシウムの粉末をまぶして、与えています。

市販野菜の食品成分表(2002新食品成分表FOODS/一橋出版を参照しました。)

  水分(g) タンパク質(g) 脂質(g) 炭水化物(g) カルシウム(mg) リン(mg) A(レチノール当量μg) C(mg) カルシウム:リン
こまつ菜 94.1 1.5 0.2 2.4 170 45 520 39 3.8:1
チンゲン菜 96.0 0.6 0.1 2.0 100 27 340 24 3.7:1
モロヘイヤ 86.1 4.8 0.5 6.3 260 110 1700 65 2.4:1
かぶ 92.3 2.3 0.1 3.9 250 42 470 82 6.0:1
だいこん 90.6 2.2 0.1 5.3 260 52 650 53 5.0:1
つるむらさき 95.1 0.7 0.2 2.6 150 28 510 41 5.4:1
ほうれんそう 92.4 2.2 0.4 3.1 49 47 700 35 1.0:1
レタス 95.9 0.6 0.1 2.8 19 22 40 0.9:1
パセリ 84.7 3.7 0.7 8.2 290 61 1200 120 4.8:1