大型肉食魚の餌について(H14/05/26)

やはり1番いいのは生き餌か
 大型肉食魚に何を与えて飼育すればいいか。それについては、人それぞれ飼育方法も違うし、何が正しいかは言い切れないと思います。めっちゃんが今まで飼育してきて考えた、めっちゃんなりの結論は、何でも食べられるようにしっかり餌付けした上で、基本的には普段は、より自然界に近い形で生き餌を種類豊富に与えてあげるのが1番いいだろうということです。
 なぜ生き餌中心がいいかといえば、本来大型肉食魚は生き餌を食べているという単純な考えからです。生き餌を食べる魚たちは、元気に動き回る餌を本能的に新鮮だとつかみ取って、追いかけて食べるのです。口でつついたりして逃げようとしない餌は病気か死にそうか、とにかく鮮度が落ちると判断して食べようとしないわけなのですから、動かない固形のスティックを餌だと認識させるということは、新鮮な物をたくさん食べてどんどん大きくなってやろうという自然の働きを少なからずとも狂わせてしまうことになると思うのです。人工飼料の方が栄養バランスがいいかな、なんて思ったりもしますが、今述べた生物としての根本的な部分を考えると、やはり生き餌に勝る餌はないと思います。
 ただ、飼育というのは自然界と違うわけですから、自然界と同じようないろんな種類の生き餌を用意してあげるなんてことは不可能に決まっています。それどころか、仕事が忙しかったりすれば、生き餌を確保しておくこと自体できなくなることだってあります。生活上何が起こるかわかりませんからね。ましてや種類豊富な生き餌なんていうのは無理な話で、金魚ばっかりになったりして人工飼料よりも栄養がかたよったりしがちになりかねません。そこで、いざ生き餌がなくなっても、とりあえずは人工飼料を嫌々ながらでも食べてくれるように仕付けておくことも大事だと考えるわけです。普段生き餌を与えているのに1週間に1度ぐらい、いきなりテトラアロワナを放り込んでも、「今日はこれかよ、しかたないな。がまんがまん。」なんて顔して食べてくれるようにしておけば、いざというときにも安心ですね。


人工飼料への餌付け
生き餌中心がいいなんて述べましたが、多くの魚の場合、人工飼料への餌付けは絶対にやっておくべきだと思います。それではいつどのように餌付ければいいかというと、小さくてまだ死にやすい幼魚の時期を過ぎてからがいいと思います。あるいはそれだとまだ成長障害が心配だと思うのなら、もう少したってある程度成長してからがいいでしょう。でも大きくなりすぎると餌付けが難しくなります。やはり食欲が半端ではない成長期に餌付けるのが楽なようです。餌付けは人工飼料をおいしそうに食べる魚たちと混泳させている場合には、わりと簡単につられて食べてくれてすぐできることが多いようです。でも場合によっては、2〜3週間の絶食に耐えさせる必要も出てきます。魚の種類によっても当然、餌付けの難しさは違ってきます。オスカーなどのシクリッド系は簡単ですね。なまずやアロワナなども、食欲旺盛なために人工飼料もわりとすぐに食べてくれます。ポリプがガーは比較的難しい部類でしょうか。問題はパーチ、ダトニオです。どう頑張っても餌付かないなんていうことも出てきそうです。このパーチ、ダトニオに限っては、生き餌による弊害が出てきにくい種類だということも聞きますし、餌付けできなければ、あきらめてもいいかもしれません。実はめっちゃんは、餌付けについて述べる資格はないのです。生き餌のみで育てて人工飼料を全く受け付けなくなってしまった魚たちばかりだからです。今現在、餌付け奮闘中なのです。大きくなってしまってからなので特に難しいですが、うまくいったらまたホームページに載せたいと思います。


めっちゃんの生き餌管理方法

生き餌は管理が大変だとよく言われますが、めっちゃんがどう生き餌を扱っているか、まとめてみました。

@管理が大変? 人工飼料のようにまとめ買いしておけず、定期的にお店に足をはこばないとならないですね。しかしストック水槽を用意すれば、ある程度はまとめ買いすることができますね。めっちゃんの場合、
ストック水槽として60cmレギュラー水槽を4つ用意しています。この4つの水槽を縦に4段積めば、狭いスペースで小赤1000匹は確保しておけます。ただ、水槽を4つ縦に積むというのは、床を補強しないかぎりやめておいた方が無難かもしれません。マンションの1階ならたぶん大丈夫でしょうけど保証はできませんね。ストック水槽はベアタンクで、上部フィルターのみで、ヒーターやライトはいりませから、結構管理は楽です。

A水が汚れやすい? 生き餌だと大量に食べるから糞も多いし、食べかす(うろこなど)が飛び散っていたりするし、食べずに残った餌金などが死んで腐ったりもするし、とにかく水が汚れやすいのではないかと考えがちですが、これは全く逆ですね。カーニバルやキャット、テトラアロワナあたりを与えている水槽の水は常に淀んでいて、砂やフィルターマットを洗うと真茶色の水が出てきます。それに対して、生き餌中心の水槽は以外に水が綺麗なことが多いです。生き餌は食べられない限りは生きているわけですから亜硝酸を放出するわけないし、余分に入れて食べ残したらどうしようなんていう心配もしなくていいし、常に大量に水槽内に入れておくこともできて水質悪化につながらないし、そういう面では人工飼料よりもずっと楽ですね。生き餌が残餌を食べてくれることだってあるんですよね。

B病気を持ち込む危険性がある? 買ってきた小赤が白点病にかかっていることはよくあることです。白点病なら大型魚が元気ならば移らないですみますが、もっと恐い病気を持っていないかいつも心配していなければなりません。でも対策はとても簡単です。ストック水槽に薬を入れて、与える前に薬浴させればいいだけのことです。

C栄養が偏ってしまう? よく金魚単独だとビタミンB1が破壊されてしまうと言われています。実際どういう弊害がでてくるかはわかりませんが、単独餌だとどう考えても栄養は偏りそうですね。かといって、金魚、ザリガニ、どじょう、スジエビと種類を豊富に揃えるのは不可能に近いです。まあこの点が生き餌のネックでしょうね。できる範囲で種類豊富な生き餌を用意してあげて、無理ならば金魚と人工飼料を併用するような形にするのが安心かもしれませんね。

Dコストがかかる? 生き餌ってコストがかかりそうですよね。でもこれは錯覚ですね。たしかにアカヒレやめだかは高くつくかもしれません。でも小赤だったら、100匹1000円以下だし、人工飼料より安いと思うのです。あとどじょうも、熱帯魚店で餌として買うと比較的高いですが、鮮魚店で買うと案外安いものです。問題は魚が成長して、大和金を1回に4〜5匹平らげるようになってきたときですね。大きな生き餌はかなり高いですから、やはり切り身とかに切り替えていくしかなさそうですね。

 

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