サーモスタットが故障!!

 H13年6月27日、いつもと同じように水槽部屋に入り、魚の調子を1匹1匹見て回りました。そして、1番大事にしているシャムタイガーとトロピカルジャイアントガーの入っている60X45水槽をのぞいたら、そこには変わり果てたシャムタイガーの姿が……。カンボジアタイガー2匹といっしょに口を大きく開けて水面に浮いて死んでいました。ショックで一瞬気を失ってしまいそうなほどでした。何が起こったのか始めはわかりませんでしたが、調べているうちに、水温がなんと40℃になっていることに気づきました。それなのにヒーターは稼働中みたいで、結局、サーモスタットが故障したようなのです。約30個ある水槽のうち、何も家で1番だいじにしている水槽が被害に合わなくてもいいのに、とても、運が悪かったようです。他の魚たちも大事ですが、このシャムタイガーは泳ぎ方などの表情が豊かで、特に思い入れの深かったやつです。生き餌をちょくちょく買いに行くのも、こいつが食べているところを見るのが楽しみだったのです。しかし、もう死んだものは元にもどりません。1番だいじにしていた魚が死んだショックは、どうにもこうにも愛する人を失ったような?気持ちでしょうか。しばらくは、仕事をしていても、ふと思い出して悲しくなってしまいそうです。

 ヒーターが故障することがあるのはよく聞きます。だから故障に備えてヒーターを2個使ったり、部屋の温度を暖房で暖めておけば、それほど水温は下がらないと思います。ヒーターの故障は、さほど緊急事態になりにくいし予防策もあります。ところがサーモスタットの故障の場合は、ヒーターが作動しっぱなしになり、水温はあっという間に上がってしまい、気がつく間もなく魚は死んでしまいます。部屋の冷房なんて無意味でしょう。サーモスタットの故障の方は、予防策がないように思います。ひたすらサーモスタットが壊れないことを祈り続けているしかありません。今回の事故は、使っていたサーモスタット一体型ヒーターがまだ1年たっていないものだし、めっちゃんには落ち度がないと思うのです。メーカーに文句を言えば直してくれるかもしれません。また同情してくれるかもしれませんが、当然魚が生き返るわけではありません。

 とにかく、今回のことで、熱帯魚飼育は、努力のしがいのない不慮の事故というものがあることがわかりました。これから長く続けていけばいくほど、一段と魚に愛着がわいていくと思いますが、またいつサーモスタットが故障し、大事にしていた魚たちが急に暑さで死ぬかと思うと、怖くて飼えなくなってしまいます。そもそも熱帯魚を温帯の日本で無理に暖めて飼うのが不自然なんだと思い始め、熱帯魚飼育をもうやめてしまおうか悩みました。だけど水槽部屋を開けた瞬間、元気にばしゃばしゃ音をたてて餌をねだるベネスタスたちを見ていると、また飼い続ける気がしてきました。

 とりあえず、めっちゃん、これからはヒーターは無理に水温を上げる不自然な道具なのであまり使わないようにして、なるべく部屋暖房で水温を保とうと思います。

 最後に1つ、トロピカルジャイアントガーは40℃の高温に耐え抜いて生きていました。いつもより少しエラの動きが速くなっていた程度で、あまり苦しそうには見えませんでした。ガーは驚くほど強いことを知りました。

 

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