アルビノについて

 アルビノ個体は、メラニンを作る働きが生まれつきないために体が白くなる個体であり、動物の世界では、けっして珍しいものではなく、数多くの稚魚の中に、必ず何匹かはでてくるものだと思います。本来の魚と形や性質など、色以外の面では全く同じと考えられ、ただ色だけが白いのです。白い色というのが、天使か何かを連想させて、とても魅力的に思えてしまいます。

 ところが、このアルビノ個体、とてもデリケートで弱いことが多いです。プセウドトロフェウスゼブラのアルビノを飼っていたのですが、シクリッドの縄張り争いに負けたのか、隅っこの方で元気がなくなって死んでいってしまいました。最近では、ゴールデンオスフロ(この種はアルビノではないかもしれませんが。)が死んでしまいました。普通のオスフロも神経質なところはありますが、ゴールデンオスフロは他のオスフロよりもさらに神経質で、水換え後などに調子が変わることが多かったようです。アルビノオスカーも飼っていますが、タイガーオスカーやレッドオスカーよりも少し気が弱いようで、オスカーの混泳水槽に餌を与えるときなど、いつもアルビノオスカー2匹が、取り残されぎみです。また、アルビノオスカーは、同じように育てているつもりなのに、体型が他のオスカーよりも、少しすんずまりぎみです。

 おそらくめっちゃんは、自然界では、偶然に生まれるはずのアルビノ個体を、人気があるからという理由で、無理に交配させて固定していったため、近親交配などが繰り返されて、弱くなっていると思うのです。アルビノオスカーの稚魚などは、お店で安い値段で大量に売られていますが、アマゾン河に行けば白いオスカーなんておそらくめったに泳いでいないと思います。

 他のペットにも言えることですが、血統書付きの個体よりも雑種の方が丈夫さという面ではすぐれていたりします。ブリーディング技術が進歩し、いろいろな魅力的な魚がすぐに手に入るようになってくるのはうれしいことですが、その反面同じ血統のものの交配が繰り返されて、魚が弱くなっていくのは悲しいことです。おそらく自然に生まれたワイルドのアルビノ個体や、白色変異個体は、弱いところはないと思うのですがどうでしょうか。希少価値ものですが、めっちゃんは、そういう物を手に入れて飼ってみたいと思っています。

 

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