タンガニーカ湖産シクリッドの飼育の難しさ

 タンガニーカ湖産シクリッドは、同じアフリカンでも、マラウィ湖など他の地域に生息している魚たちとは性質が違うようです。よく言われているのが、原始的な種類の魚が多いということです。タンガニーカ湖は、同じアフリカ大地溝帯に属する湖の中でも、熱帯域に属し、開発が進んでいないところが多く、人が入っていきづらい湖だという印象があります。その不毛の地にいる時代を超越した魚たちというのは、とても魅力的です。

 あまり魚についてわからないめっちゃんでも、タンガニーカ湖産シクリッドは、形から言っても原始的な感じがでていると思います。また警戒心が強く、水中でじっと止まったりしていて、すいすい泳ぐことがなく、今どきの魚とは異質なものを感じます。

 タンガニーカ湖産シクリッドは本当に飼育が難しい気がします。めっちゃんの場合、稚魚を買ってくると、どうしても何匹かずつ死んでいってしまいます。ドゥボイシィは水玉模様が綺麗なため特にお気に入りの魚で、5匹ぐらい買ってくるのですが、はじめの水合わせで手を抜くと、それだけでもう何匹か死んでしまいます。

 水換えも、水の急変をさけるために1/4ずつと決めているのですが、つい水が汚れていると1/3ぐらい換えてしまい、その後で調子をくずす事が多いようです。汚れているとき程、逆に水換えを少量にしないといけないのはわかっているのですが、つい多めに換水したくなってしまいます。

 タンガニーカ湖産シクリッドは小さいうちから結構気が荒いものが多いため、けんかのストレスが原因と思われる死もあります。けんかを避けるためには、うまくシェルターを作ってやればいいのでしょう。しかしマラウィ湖のムブナとは違って、岩組みするとずっと姿をみせない個体がでてきて、心配になって岩をどかすと餓死しそうなほど痩せ細った姿で見つかったりするので困ったものです。

 魚が死んでいるのに気がつくのは決まって朝ライトをつけたときなので、寝ている間に真っ暗闇の中で、他の魚に殺される魚がいるのかもしれません。あと、植物食性のタンガニーカシクリッドにはアカムシが良くないようで、食いつきがいいからといって、いい気になってアカムシをたくさん与えた数日後に死ぬことも多いようです。

 とにかくめっちゃんは、ドゥボイシィは今まで、水玉が横縞に変わる時期まで育てることができていません。同じように難しくて今は全滅しているのがシミリスです。トロフェウスモーリーも半分ぐらい死なせてしまいました。小型のものが特に飼育が難しく、逆に同じタンガニーカ湖産でも比較的強いのは、フロントーサ、コンプレシケプスなど大きくなる種類のものだと思います。

 いろいろなことを書きましたが、タンガニーカ湖産シクリッドが育てにくい一番の原因は、水質のせいではないかと思っています。マラウィ湖の魚なら水が酸性になっても生きてられますが、タンガニーカ湖のものではそうはいきません。また炭酸塩硬度を15前後に保つのも難しく、無理な手を使って上昇させた場合、総硬度までもが極端に上がってしまい、本来の湖の総硬度9付近に保つことができないようです。めっちゃんは、現在タンガニーカ湖産シクリッドの飼育はあきらめ気味です。

 

目次へ 戻る 進む ホームへ メール