マラウィ湖産シクリッドの趣味

 マラウィ湖産シクリッドが好きな人は、発色が美しく海水魚のようだからと言う人が多いと思います。確かに雄の婚姻色のメタリックブルーはとても美しく、珊瑚砂の砂底に、岩や貝殻などをうまくレイアウトすると、まるで海水魚飼育水槽のように見栄えのよいものとなります。

 ただ残念なことに、綺麗なのは成熟した雄だけで、雌や稚魚たちは目立たないグレーの体色のことが多いようです。また、成熟した雄にしても、多くの魚たちを混泳させている場合、けんかが絶えなくなって、本当に綺麗に発色するのは、有力な何匹かに限られてしまいます。水槽の中にやけに威張った色の綺麗なやつが数匹いて、残りの色の目立たない魚たちを追い回す緊張感のある光景が、マラウィ湖産シクリッドの標準的な水槽と言えるかもしれません。このような環境の中で、魚をうまく発色させることができるかが、マラウィ湖産シクリッド・ファンの腕の見せ所なのかもしれません。

 めっちゃんも、マラウィ湖産シクリッドが好きです。しかし、シクリッドたちのけんかが絶えない、まるで戦場でも見ているような水槽は、とても嫌になってしまいました。そこで、前から飼っているけんか好きなムブナたちは、1つの水槽にまとめたりして、過密状態にすることにしたのです。過密状態にするとけんかも防げるし、水槽を何個か空けることもできました。ただ、水質悪化が早くなると思うので、調子をくずす魚がでてこなければいいなあと思っています。

 さて、めっちゃん、実は、マラウィ湖産シクリッドに関して、別の楽しみ方をしているのです。婚姻色が綺麗というのではなく、その魚自体の持っている柄(雄雌、稚魚ともに)が綺麗な魚を選ぶことにしているのです。そして、比較的温和な種類だということも条件の1つです。この条件に合った魚たちを群れで泳がせると、とても見ごたえがあり、ぜひお勧めです。うちのベネスタスたちの90cm水槽は、雄雌問わず豹柄の大柄なベネスタスたちが、仲良く遊泳していて、餌の時間になると、その豹柄たちが隅っこに集まってくるのが、またとても綺麗です。

 雄雌ともに柄が綺麗な魚といったら、ニムボクロミス属でしょうか。あとは、VC10も模様が綺麗です。また、雄雌ともに色が綺麗なのは、カエルレウスなどがあげられますが、色が綺麗なムブナは、気性が激しいものが多いので、仲良く遊泳というより、戦場で突っつき合うという光景になりかねません。

 

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