第3章 ヴィヴァルディ 〜 真夏の夜にひんやりとした音楽をどうぞ。

 ヴィヴァルディっていったら「四季」を思い浮かべる人がほとんどでしょうね。それも、ほとんどの人は「春」の第1楽章のメロディが浮かんでくるのではないでしょうか。それだけ日本では、春の桜の季節、入学シーズンに、ヴィヴァルディの“ヴァイオリン協奏曲「四季」の「春」の第1楽章”が、いたるところで流れているわけですね。ヴィヴァルディは春の音楽だなんて思いこんでる人も、けっこう多そうですね。しかし、「夏」もなかなかの名曲なんですよ。もちろん「秋」だって「冬」だって。めっちゃんは特に「夏」の第2楽章が好きなんです。この“闇を切る”みたいな 雰囲気の曲、夏の真夜中に、真っ暗な中で聞くととてもいいんですよ。人里離れた海岸線を車でぶっとばしながら流すBGMにも最高なんです。そうですね、車はレトロ調である必要ありかな。みなさんも、ぜひ聞いてみてくださいね。

 さて、この異常な暑さの今年の夏の真っ只中に、ヴィヴァルディの音楽を紹介したのは、何も「夏」の第2楽章を聞いてほしいがためだけではないのです。ヴィヴァルディの音楽はどこか涼しげな感じがするのですよ。それはこの当時、バロック音楽の時代、伴奏にはピアノではなくてチェンバロが使われていたのですけど、このチェンバロの音が涼しさをかもし出しているのかもしれませんね。人によって感じ方は違うかもしれませんけど、めっちゃんにとってはチェンバロの音色は、風鈴の音なんかと同じように暑い夏には爽快なんです。ヴィヴァルディのチェンバロ協奏曲なんか、大好きです。これが同じバロック期のバッハの音楽なんかですと、どこか硬っ苦しい宗教音楽みたいな感じがしてきて、余計に暑っ苦しくなるから不思議です。バロックの巨匠のバッハも、7才年上のヴィヴァルディのことを先輩として一目置いていたと言われています。バッハの音楽が教会なんかが似合う厳粛な感じなのに対して、ヴィヴァルディの音楽というのは、自然とか風物、動植物などの情景が浮かんでくるような、喜ばしい音楽が多いのです。それでめっちゃん、この暑い夏に、もってこいだと思ってお勧めするのです。

 今回は、特にめっちゃんがお気に入りの曲、ヴィヴァルディのフルート協奏曲「五色ひわ」の第2楽章のMIDデータを作ってみました。ぜひ、みなさん、視聴してくださいね^^ 

ヴィヴァルディについて
Antonio Vivaldi(1678−1741)イタリアはヴェニス、サンマルコ大聖堂のヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタの長男として生まれました。生来虚弱体質で、持病の喘息に悩まされますが、女子孤児院兼音楽学校である「ピエタ」の音楽教師・指揮者として長い間勤務して、音楽活動を行い数々の名曲を世に残しました。代表作は、ヴァイオリン協奏曲「四季」、合奏協奏曲「調和の霊感」、フルート協奏曲「海の嵐」「夜」「五色ひわ」などです。

                      
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