第1章 モーツァルト

 
めっちゃん、クラシック音楽ではモーツァルトの曲を聴くことが1番多いです。モーツァルトの魅力は、一般には”軽やかな旋律”とか、”軽快なリズム”とか言われることが多いですね。めっちゃんは何と言っても、あれだけ単純な旋律とリズム、そして数少ない和音で、宝石のような魅力的な音楽を作り出しているところだと思うのです。

 技巧に凝れば、当然いいものもできるかもしれません。でも、単純な物だけの組み合わせで、こんなにもすばらしい物が出来るんだよっていうことをモーツァルトは教えてくれるような気がします。おおげさかもしれませんけど、めっちゃんはモーツァルトの音楽から、そんな思想的なものも学んできたような感じです。

 めっちゃんは普段ジャズを聴いたり、ジャズピアノを練習したりすることが多いんですけど、テンションを利かせた不協和音の響き、複雑なリズムなんかばかり聴いた後、素朴なモーツァルトの曲を聴くと、とても心が安らぎますね。

 そうです、めっちゃん下手くそながら、趣味でピアノを弾くんですけど、モーツァルトの曲ってすごく難しいんですよね。いや、どんな曲だって難しいとは思います。でもですね、例えばロマン派のショパンやリスト、シューマンの曲って、わりとごまかしがききやすいと思うんですよね。しっかりと弾けないところはさらっと流してしまうとか、他のかっこつけ方をしてごまかすとか。しかし、モーツァルトの曲は、ちょっと間違っただけでもすごく目立ってしまう。指を離すタイミングが少し違っただけで、いい響きが出なくなる。1音1音が、すごくだいじな意味を持っているのがよくわかるんです。

Wolfgang Amadeus Mozart(1756〜1791)略歴
1756年1月27日にザルツブルクの宮廷音楽家の家庭に生まれ、3歳のとき音楽教育を受けはじめると同時に驚くべき才能を発揮して、5歳にしてすでに作曲活動を始めます。若い頃はヨーロッパ各地を旅行して回り、演奏活動も盛んにおこないました。26歳のときコンスタンツェと結婚、大作「ドンジョヴァンニ」、「フィガロの結婚」、「魔笛」などが次々と作曲されます。モーツァルト35歳の1791年11月体をこわして病床につき、12月5日「急性粟粒疹熱」にて死去。この死亡の原因は病死説と毒殺説があり、いまだ謎に包まれています。
※めっちゃんは、悪妻コンスタンツェが殺したか、あるいはモーツァルトの女遊びの成れの果て、性病を患って死に至ったかのいずれかだと見ています。(苦笑)


 数多くのモーツァルトの名曲の中から、めっちゃんのお勧めの曲を3曲選びました。う〜ん、3曲にしぼるのは、とても難しかったです。とりあえず今回は、あまりなじみのない人が入っていきやすいような曲、そして、モーツァルトらしい曲、モーツァルトの魅力が十分に盛り込まれた曲を選んでみたつもりです。よかったら、クラシック音楽なんか普段あまり聴かない皆さんも、ぜひ聴いてみてくださいね。

弦楽四重奏曲 第14番 ト長調 KV378 
 1782年作曲。モーツァルトの名曲というと、オペラや交響曲などの大きな作品があげられることが多いですけど、この曲みたいな室内楽の弦の奏でる調べも、モーツァルトのもう1つの魅力だと思いますよ。有名なハイドンセット3部作の第1曲目で、とてもご機嫌な曲です♪

ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 KV488 
1786年作曲。 円熟期のモーツァルトの傑作ですね。整然としてこじんまりとして面白みに欠けるというような評もありますけど、カデンツァもしっかり盛り込まれているのですよ。演歌好きの日本人が好みそうな短調の第20番よりも、からっと明るいこの曲をお勧めいたします。第1楽章〜第3楽章まで、聴き応え、ばっちりですよ♪

ピアノソナタ 第10番 ハ長調 KV330 
1783年作曲。8番と10〜13番までの5曲はパリソナタと呼ばれていて、演奏される機会が多いです。第10番は、第1楽章の第1主題が始まった瞬間から、あっ!モーツァルトだっ!っていう雰囲気が出ている曲なので選びました。第2楽章は、まさに数少ない音で多くを語ってくれるメロディの典型みたいな曲で、goodです♪

 あと、最後にちょっとピアノについてコメントを。モーツァルトの時代は、ピアノフォルテが発明されて、ちょうどチェンバロからピアノフォルテに移行していった時代ですね。当時のピアノフォルテの音を再現した演奏なんかをよく聴きますけど、なんかパッとしないのですよね。やっぱり聴きなれた現代のピアノの音色じゃないと嫌だと思うのは、めっちゃんだけでしょうか。
 それと、めっちゃんが好きな演奏は、モーツァルトの場合はとにかく楽譜に忠実な演奏ですね。なぜか、他の作曲家の曲とは違って、モーツァルトの曲の場合は、誇張したり飾り付けたりなんていう演奏が嫌いなんです。よく聴くピアニストは、アシュケナージ、グルダ、内田光子あたりです。逆にこれはちょっとーって思うのがグレングルード、リリークラウスの個性豊かすぎる癖のあるモーツァルトです。


                      
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