飼育に必要な物

水槽、水槽ブタ、ライト、ろ過装置、ヒーター、サーモスタット、水温計、バックスクリーン
底砂、エアーポンプ、エアーチューブ、気泡発生装置、キスゴム、すくい網
水質調整剤類(カルキ抜き、重金属類除去剤、各種水質調整剤)
餌、、各種試薬、各種薬品類、メンテナンスの道具


ずいぶん、いろんな物をあげてしまいました。1番上段のものは、60cm水槽と合わせて、飼育8点セットとかになって組み込まれて10000円弱で売られているので、まずはそれを購入するのが便利です。あとは必要な物からだんだんにそろえていけばいいと思いますが、最終的にはみんな必要になってきますので、余裕があれば最初に全部そろえてしまった方が楽かもしれません。それでは各論に入ります。


 

水槽
規格水槽には、右記のような物があります。60cm水槽が何といっても1番出回っていて、大量に作られているためか、とても安く、買い得です。60cm水槽用の器具類も、他の規格の物より極端に安いことが多いです。これから熱帯魚をはじめようとする人には、この60cm水槽あたりが手頃かもしれません。状況にもよりますけど、普通この60cmレギュラー水槽で、アフリカンシクリッドの稚魚〜10cmの個体だと15匹ぐらい飼えると思います。また大型魚の場合、単独〜3匹ぐらいの飼育で体長20cmぐらいになるまでは飼えると思います。
水槽はガラス製とアクリル製がありますが、90cm水槽まではガラス製が安く、それより上はアクリル製の方が安くなります。150cm以上の大型水槽ではアクリルの厚みや質にもこだわった方がいいです。弱い物だと水を入れると少し変形して水槽中央あたりが膨らんで、中が大きく見えるんだそうです。
(幅)x(奥)x(高)cm
60x30x36
60x45x45
90x45x45
120x45x45
120x60x45
120x60x60
150x60x60
180x60x60
180x90x60


水槽ブタ
意外に忘れがちなのが水槽ブタです。同じ60cm水槽でもメーカーによって微妙に幅が違っていたりしますが、まずは他社のものでも大丈夫です。ただ上部フィルターを置くところにはフタは置きませんから、上部フィルターの大きさによってフタの大きさは変わります。とにかく隙間がないようにぴったり合ったものにしないと、特に飛び跳ねる種類の魚には命取りになります。少しぐらいならいいだろうというわけにはいきません。結構魚たちはよく見ていて、隙間めざして飛び出そうとするんです。


ライト
上部ライトが一般的です。1灯式と2灯式がありますが、値段がかなり違うので1灯式がお得な感じがします。鑑賞面では2灯つけた方が断然明るく、魚が色鮮やかに引き立って見えることは確かですが、2灯もつけるとコケの繁殖が激しいので、2灯式を持っているのに普段つけるのは1灯という場合が多いです。水草育成をめざすなら話は全く違ってきて、1灯では光量不足で、2灯が望ましいです。さらに3灯式なんていうのを使ったりもします。

ろ過装置
魚は餌を食べれば排泄もするし、飼育水はどんどん汚れていきます。この飼育水をろ過装置を使ってきれいにするのです。
投げ込み式フィルター エアレーションも兼ねて、エアーポンプと直接つないで使うもので、便利ですがろ過能力はあまり期待できません。これ単独では30〜40cmの水槽で、あまり水を汚さない魚を数匹飼うのが限界だと思います。ただメンテナンスもほとんどいらないし安いので、ろ過は他の方式をとった上で、エアレーション+αぐらいの気持ちで使えば、けっして期待は裏切りません。
外掛け式フィルター 最近は小型水槽のろ過装置の主流になりつつあります。上部フィルターほどのろ過能力はないでしょうけど、30〜40cm水槽で普通に使えるろ過装置です。
底面フィルター 底砂自体がろ材の役割をするろ過方式です。単独でも良いですが、他のろ過方式とつなげることで、ろ過を強化させるために使っている人も多いようです。ただ、砂を掘りおこす、大型魚やアフリカンシクリッドの場合は、このろ過方法は不適切ですね。
上部フィルター 1番多くとられている方式かもしれません。特に60cmレギュラー水槽の飼育セットに組み込まれていることも多く、手入れも比較的楽で、ろ過能力もかなり高いので、迷わずこのろ過方式から飼育に入っていくことをお勧めします。
外部フィルター 飼育水をホースで外部のろ過装置に導いて、ろ過された水をまた水槽へホースで戻す方式で、水槽に余計な装置が置かれないため、外観がすっきりします。かなりのろ過能力もありますが、値段が高く、メンテナンスがやや大変です。

ヒーターとサーモスタット・水温計
熱帯魚たちは1年を通じて水温の高い熱帯に生息しています。また、自然の湖沼の温度変化はとてもゆるやかです。その自然界と同じ水温、水温変化を水槽の中で作ってあげるために、ヒーターとサーモスタットは必需品です。魚たちは変温動物ですから、1℃の温度差でも身にこたえるものです。めっちゃんは1℃、2℃と水温が変化するということは36℃台の平熱の人が37℃台、38度℃台に体温が変わって調子を崩すのと同じだと解釈するようにしています。水温計をなにげなく見てあげる習慣をつけたいものです。


バックスクリーン
これがないと、水槽後面のぐちゃぐちゃになっているコード類が丸見えになったりします。必ずしも必要はありませんが、見栄えをよくするためには便利でしょうか。このバックスクリーンに凝るのは邪道かもしれませんが、破壊力が強くて水槽内に飾るものを入れられない大型魚やアフリカンシクリッドの飼育では、バックスクリーンを選ぶのも楽しみです。



底砂
これは魚の種類によっては必ずしも必要ではありませんが、砂があった方が魚が落ち着くことは間違いないと思います。底砂を敷く方が普通でしょう。60cm水槽の場合8kgぐらい必要です。底砂は水の安定化のために良い反面、手入れが不十分だと病原菌の温床にもなりかねない危険をはらんでいます。定期的な洗浄が必要です。大型魚やディスカス飼育では底砂を入れずに、ベアタンクで飼育する場合が多いです。


エアーポンプ・エアーチューブ・気泡発生装置
熱帯魚水槽でよく見かける、空気がぶくぶく出てくるやつです。この気泡発生装置の変わりに、上で述べた投げ込み式フィルターを使ってもいいかもしれませんね。


キスゴム
後になってから必要になってきて、これだけのためにわざわざ熱帯魚店にもう1度行かなくてはならなくなったりする品物の1つです。水槽内のコードやチューブ類をまとめて脇に留めておくときに使います。1個10円とか30円とかで売っているのですが、10個ぐらい買っておいた方がいいかもしれません。

すくい網
魚をすくうときの網で、これがないと魚を移動させるとき困ってしまいますね。大・中・小、3つぐらい持っておけば安心です。きめの細かい物の方がいいと思います。話はそれますが、ある程度以上の大きさの魚の場合は移動のとき網は使わずにビニール袋を使います。そのため熱帯魚店で魚を買ったときのビニール袋はある程度とっておいた方がいいかもしれません。特に大きな袋は、いつか役に立つときがきます。

 

水質調整剤
新しく水槽をセットするとき、また水換えをするとき、水道の水を使うのが当然です。でも水道の水には消毒のために塩素が含まれていて、これが魚にとっては有害なのです。この残留塩素を中和させるのがカルキ抜きで、カルキ抜き剤は絶対に必要なものです。そしてさらに水道水には、他にも重金属類など魚にとってはよくない成分が含まれているので、それらを取り除く薬品も同時に使ったほうがより良いと思います。あとは、絶対必要なわけではないのですが、好みによっては、生息地の水を再現するような水質調整剤を使ってもいいかもしれませんが、値段が高いのが難点です。ビタミン剤もでていますね。

 

各種試薬
飼育水の状態を調べるためになくてはならないものです。最低限必要なのがPHと亜硝酸濃度の試薬で、さらにGH、KH、アンモニア、硝酸塩濃度の試薬も置いておくことが望ましいです。何といっても、水を見ただけでPHのわかる人なんかいないはずですからね。熟練すると何となくわかるようになるそうですが、やはり定期的に測定した方がいいと思います。特に初心者の人は、まめに測定するくせをつけた方が、結局は水についてわかるようになる近道だと思うのです。
オーソドックスなテトラ社の水質測定試薬を載せました。本当は、他にアンモニアと硝酸塩を測定する試薬も持っていることが望ましいですが、正直なところめっちゃんはここ1年使っていないのです。PHに関してはPHメーターを買ってしまった方が結局は安上がりになるし、測定が楽になると思います。写真の右側のがPHメーターと、PHメーターで必要な校正液です。


各種薬品類
魚が病気になったらどうするか? 薬を買いに行けばいいか。せもはじめから家にあった方が安心ですね。人間だって常備薬はある程度用意してありますよね。熱帯魚の場合は、白点病、水カビ病を治療する青い薬(ニューグリーンF、メチレンブルーなど)と、黄色い細菌性感染治療薬(エルバージュ、グリーンFゴールド、パラザンDなど)の2つを用意しておくことをおすすめします。この2つを使う頻度が多いからです。
グリーンFとグリーンFゴールドは、粉状の物と液体があります。細菌性治療で1番強力なのはパラザンDですが、ちょっと高めです。 アクリルCは白濁時に、アオコ抑制剤はコケの濁りがひどくなったときに使いますが、なるべく使うようにならないようにしたいものです。水槽の新規立ち上げや、大量な水換えなどで、ろ過バクテリアの働きが弱いと感じたらPSBを使います。


メンテナンスの道具
だんだんにそろえていこうなんて悠長なことは言ってられませんよ。だって、水換えはもう翌週には待っているわけですからね。特に何が必要か決まっているわけではありませんが、道具の有無、やり方で、そうとうメンテナンスの大変さは違ってくるのですから、便利なものはしっかりそろえておいた方がいいでしょう。バケツ、いろいろな大きさの容器、ホース、砂を救い上げるシャベル、ピンセット、スポンジたわし、タオル、水槽のコケを落とす道具などです。

バケツは普通の物で構わないと思います。飼育環境に応じて使いやすい大きさの物を選びましょう。釣具屋さんにある密閉できるフタつきのバケツは魚を移動させたり、生き餌のドジョウを買ってくるときとかに重宝です。あと、四角い容器の方が網ですくいやすいという長所もありますね。ザルもあった方が何かと便利です。 いろいろな大きさの容器があると便利です。ちょっと魚を入れておくとか、水を救い出すとか、生き餌を保管するときや、与えるときに小分けにするなど、複数、様々な大きさの物を用意しておくことをおすすめします。
写真の透明な筒状の道具は、水換えと同時に砂を洗浄してしまうというすぐれ物です。砂を取り出して洗うのにはかなわないですけど、水換えのときだけではなく、ちょっと砂の表面の糞や食べかすを掃除したいなというときなどにも活用できます。 左の写真にあげた物もなくてはならない物でしょう。砂をすくうシャベル、容器などを洗うスポンジと、ホースを洗うブラシ。ピンセットは竹のやつの方が水槽内の物を断然つかみやすいですがぬらしたままにしておくとすぐにダメになります。コケ落しにはマグネットと手袋の2つがおすすめです。