飼育する前に

 熱帯魚飼育は、他のペットと違い、セッティングがとてもだいじです。陸生の生物なら、まず初めに飼育ケースを用意すればすむところが、熱帯魚の場合は買った時から、すぐに飼育に適した水が必要になってくるのです。水槽だけではなく、飼育に適した水を作り、さらに維持していくために様々な用品が必要になってきます。魚を買ってからだんだんにそろえていくわけにはいきません。魚にとって水は、私たちの空気と同じですから、買ったその時から必要なんです。ですから、熱帯魚飼育をはじめようとする人は、まず魚を買おうというのではなく、熱帯魚を飼える器具をそろえて、いつ魚を買ってもいいように飼育に適した水をつくっておこうというところから始めなければいけません。

 もう1つ、熱帯魚って、その生態があまり知られていないので、買おうとする魚がどのぐらい大きくなって、何年ぐらい生きるかとか、餌は何を食べるかとかを調べてから、買ったほうがいいと思います。犬・猫・鳥なんかなら興味ない人でも、何を食べるかとか何年生きるかなんてだいたいわかっています。それは飼っている人も多いし、やはり陸生のペットは日常見かける機会が多いんですよね。それに対し熱帯魚は、例えばエンゼルフィッシュを知っている人は多くても、その魚がどういう一生をおくるかなんて、わかっている人はいないでしょう。買ってからだんだんに調べていけばいいではないかという人がいるかもしれません。確かにそれでいいでしょう。少しずつ調べていくのは楽しいですからね。でも、おおまかにはつかんでおいた方がいいと思います。例えば予想以上に大きくなる魚だった場合、陸生のペットのように簡単に飼育ケースを大きいのに変えるだけではすみません。60cm水槽で使っていた用品は90cm水槽では使えなかったりするので、また1からセッティングしなおしになるのです。さらに大きくなったら120cm水槽をまた立ち上げなんてことになります。やはり初めから魚についてわかっていた方がプランがたてやすいですよね。コスト面を考えれば、はじめから大きい水槽にしておけばよかったなんてことになりますよね。

 熱帯魚飼育スタイルって、人それぞれいろいろあって、何が正しいかなんてい言い切れないと思います。まあ、楽しければいいんだと思います。めっちゃんの飼いかたも参考にしてみて下さい。