2004年8月3日 東京の住宅事情                  戻る

 最近のめっちゃん、ぶつぶつ不満ばかりですね。そうです。社会がわりいんです。でっ、今回は第5弾、また、ぶつぶつ不満たれたいと思います。だいたい東京に住んでいて、家が広すぎて困ってる人っているでしょうか。いたらわけてくださいよ。2人がすれ違えない狭い廊下、スペースを節約して作った急勾配の危なっかしい階段、日照権の関係で変な形に削り落とされた屋根、猫の額ほどの庭、超うまくないと車を入れられない窮屈なガレージ、一軒家のくせに隣との隙間が50cm! ああ、いやだいやだ。う〜ん、野生に戻りたい。(@@)がるるる〜っ!

 

 東京も昔は土地が安かったでしょうね、安土桃山時代までは。(笑) そうです、この吹きっさらしのド田舎、武蔵の国に三河のちっぽけな大名、徳川氏が勢力を伸ばして、江戸幕府なんていうのを作らなかったら、今なお東京が日の目を浴びるなんてことはなかったでしょうね。それまでの日本の中心は、鎌倉幕府を除けばだいたい西の方。東京って本当に歴史が浅いんですよね。ですからどうしても文化とかの面で関西にかなわないところがある。まっ、そんなことは置いといて、とにかく、お魚たちのためにも広〜い庭のある家を買おうと思っているめっちゃんにとって、この東京の土地の高さ、なんとかしてほしいのですよ。

 めっちゃん実はバブルの時に1度、家を買おうと思ったことがあるんですよ。今よりさらに相当高い値段で。大借金をして。どうせ高く買っても、さらに高く売れるから、土地でも転がして儲けるか、なんていうバブル根性もしっかり働いてましたよ。でももちろん買わなくてよかったわけですけどね。しかし、めっちゃんが思うのは、あの頃の空虚なバブル好景気がやがてははじけて、とんでもない不景気がやってくるなんてことを予想した人がいるでしょうか。人間って本当に、いろいろ考えているようでいて、先の予想がまったくつかないみたいですね。(涙)
 ここでバブルがはじけたなんて言っても今の若い人はピンとこない人も多いでしょうから、ちょっと解説しておきます。今仮に1000万円の土地をA氏が持っていたとします。これをB氏に売ろうと考えるのですが、どうせならちょっと儲けてやれと1200万円で売ろうとタクラミます。「B君、君には1200万で売って僕は200万円儲けるのは別に隠したりしないよ。でも買ったらすぐにC君に1500万円で売ればいいじゃん。そうすれば君は300万円の儲け。僕より得したことになるんだぞよ。C君が話に乗るかって? そんなの、C君には、君から1500万円で買った後すぐにD君に2000万円で売って500万円儲ければなんて話をすればすぐ買うよ。」(@@)「へっへっへっ、次の人にちょっとでも高く売れば損はないのさ。それでそれを買う次の人っていうのは必ずいるのさ。」 そんなこんなで、1000万円の土地はすぐに1億にも2億にも跳ね上がるわけです。これで直接お金を用意しなければならないのであれば、そんなにコロコロと転がるように転売されてはいかなかったでしょう。バブル期には、A氏からB氏、B氏からC氏へと、どうせ次の人に売るわけだから、「直接お金は用意しなくたって、差額の儲け分だけでいいよね^^」なんていうのも通用したのだから、次から次へと転がって当然だったのでしょう。このカラクリは、マルチ商法に似てますね。やがては崩れるわけですよ。

 
さて、バブルもはじけ飛んで、土地の値段は1990年以降は徐々に下がってきています。だんだん価値が下がっていくものを儲けのために買うなんていう人は、当然いなくなりました。家や土地、マンションを買うのは、本当に必要だと自分にとっての価値を見出した人だけになったのはよいことかもしれません。しかし、めっちゃんは気に食わないことがあるのですよ。それは、「土地の価格は今年で下げ止まりの兆しっ!」「この年末には横ばいっ!」なんていう記事です。「下げ止まり」なんて言われはじめたのは1995年頃なんですけど、それから10年近く経つ今でさえ、土地はまだまだ下がり続けているから笑っちゃいます。それどころか「都市部では土地の価格上昇傾向」とか、「マンションの売れ行き好調」「今が家を買うチャンス!」なんて見かけると、まだ開き直ってそんなこと言ってるなんて思って、あきれますよ。めっちゃんは、土地の価格はまだ下がり続けると思いますよ。土地にバブル的な要素がなかった1950年頃に比べたら、まだ全然高いレベルなんです。これっ、何を根拠に「下げ止まり」などと言うのか! バブルがはじけることも予想できなかった人間たちは、土地の価格の動向だって予想できないってことなのかもしれませんねえ。特に不愉快なのは、政府や業界がマスコミを使って世論を操作してそうなこと。このままじゃ、不動産業界死んじゃうから、「マンションを買うチャンス!」なんて記事載せて、市場を活性化させようなんてタクランでないですか? マスコミは事実を伝えるものです! マスコミに政策の息がかかったら、人々は何を信じていいかわからなくなってしまいます。だいたい最近「景気回復の兆し」とか「景気回復、本格化」なんて頻繁に政府の予想が載りますけど、これって安心させるためにガセネタ流してるように、めっちゃん思ってます。「景気回復の傾向から、確実に回復と、予想を上方修正しました。」なんていうニュース、そのニュアンスが何とも怪しいと思いませんか。人を安心させても何の解決策にもなりませんよ。それよりも事実を国民に冷静に受け止めてもらって、みんなに考えてもらった方がどれだけためになるか。めっちゃん、第二次世界大戦の終戦間際、日本が負けててどうしようもない状態になってるときでさえ、政府は国民に、日本はとても有利な立場にいるなんて、ずっと騙し続けて安心させようとしてたことを思い出してしまうのですよ。8月15日の終戦の日まで、日本国民はみな、日本の勝利はもうすぐなんて信じて疑わなかったのですよ。もう勝ったも同然なんて流して特攻隊やらせたの思い出すと、怒りがこみあげてきますね。こんな目で見てるめっちゃん、変ですか。最近の新聞とか雑誌の記事、どうも生きた情報が少なくなってしまったように思えて悲しいのですよ。

 話を土地の話に戻しましょう。東京都区部で、まあ庭も一応あって、それほど狭いとまでは感じさせない一軒家を買おうと思ったら、だいたい1億2000万円ぐらいは出さないと買えません。この金額って、普通のサラリーマンで子供はまだ小さいけどそろそろマイホームをなんて考えるぐらいの世代の人にとっては、まずは手の届かない金額なのですよ。それで不動産屋さんたちは何を考えたかと言いますと、古い家を取り壊して新しい家を建てるとき、元の一軒分のスペースを3等分して、細長い家を3つ作った。何と1つの家が16坪なんていう土地スペースに建ったりしているのですよ。田舎の人にはとても信じられないような広さなのでしょうけど、このぐらいの広さであれば3000万円台になって、わりと若い世代のサラリーマンにとって、東京に一軒家のマイホームを持つ夢がかなうのです。しかし、これでは住んだここちがしなそうですね。

 東京には、風情のある大きなお屋敷のような家がめっきり少なくなりました。昔から代々東京に住んでいる人にとっては、おじいちゃんおばあちゃんの住んでいる田舎風の大きな家が、今なお東京の都心部にあるかもしれません。しかし、その家の行く末はどうなることでしょう。数億とか十数億の資産価値のあるその家は、おじいちゃんおばあちゃんがお亡くなりになった後、遺産相続でもめたりするわけですよ。おそらく田舎の方であれば、土地がそれほど高くないので、1人の人が家を受け継いで、その代わりに他の財産は他の人が受け継ぐなんていう形で仲良く相続できるのでしょう。ところが東京の場合は、土地の資産だけが莫大なのです。子供が5人いたりするとどうやってわけたらいいか困ってしまいます。土地を受け継ぐのは1人なんていうことにしたら、他の4人はとてもやりきれないでしょう。さらに数十億なんていったら、普段顔も知らない遠い親戚にけっこうな配分が回ることだってあってややこしいのです。そんなわけで売ってしまって現金にしてしまうのが1番公平に分けられるわけです。ところが数十億の土地なんて、いきなり買い手はつきません。そこで新しい家は土地を分割されて、複数の人に建売りされることになるのです。こんないきさつで、東京のお屋敷はどんどん減っていったのだと思います。こんなでは将来、東京の住宅地は小さい細長い長方形の家がずらーっと立ち並ぶ町になってしまいますね。じゃあどうすればいいいか、不満ばかりで解決策とか全然言わないじゃないかと言われてしまいそうですね。これはですね、大きい家を持つ人たちが、まだ若いうちから自分が死んだらどうしようかってことを計画たてておくしかないですね。まあ、そういう人たちが、土地売って細分化してなんていう考えなら、しょうがないですけどね。

 もう1つの東京の特徴として、東京都心部に、なぜこんなところに?って思うようなところに、ちらほら空地があって、長年に渡って何も建てられないままだったりするのですよ。不思議に思って聞いてみると、相続問題で紛争中だったりするのです。

 めっちゃんが憧れに思うのは、ヨーロッパの古い石造りの街並みですね。こんなところに住みたいななんていう気がしたり、あるいは実際に住んでみて落ち着くのって、街の景観もだいじですよね。まあ、ヨーロッパの街が感じいいのは、住民にゴミなんかは絶対に捨てないようにしようなんていう、街の景観に気を配る意識が自然に備わっているからかもしれませんね。あとは電信柱や電線がないからっていうのも大きいかもしれません。日本だって電線を地下にもぐらせて電信柱をなくそうっていう動きはあるようなんですけど、今さらやるとなると、とても予算が回らないのだそうですね。あとは、ヨーロッパにおいては建物はアートなのですね。これ大きいです! 歴史的な建物だけでなく一般の建物もすべて芸術作品ふうなんです。そもそも建築家って、デザイナーなんかと同じく芸術家的要素が強いのですね。

 日本はどうでしょう。お城やお寺などの伝統的な一部建物を除いたら、住宅はとてもとてもアートとはほど遠く、東京なんかは16坪の細長い家々が建ち並ぶ街並みです。いやあ、息がつまりそうですな。でもこれは建築家の方がどうこう言って変わる問題じゃないのもわかってますよ。仮に日本にいきなり「建築は芸術です」なんて主張するカリスマ建築家が現れても、すぐにつぶされそうですよ。でも正直な気持ち、外国人を家に招いて、ちょっと恥ずかしいのが家だったりするのですよね。もうちょっと何とかならないのかなあなんて思ってしまうのです。

 さて、めっちゃん、家買うのどうしよっかな。あきらめるか。いやいや東京に300坪ぐらいの土地ほしいなあ。さすがにそれは無理か。うんうん、土地だけ買って、その大部分を大型魚の池と、ゾウガメの歩く更地にして、人間どもはプレハブに住めば安上がりだぞよ^^ これなら何とかなるかも^^ とりあえず塵も積もれば山となるわけですから、明日からもコツコツと働くことにします。芸術家からはほど遠いナ(@@)